定年後に宮古島移住のHow toから仕事・費用・支援まで

定年を迎えたら南の島でのんびりと暮らしたいと思う現役〜シニア世代の方も少なくないことと思います。

海外移住もいいけれど言葉や食事、医療面の心配もあるし、やはり日本の人気リゾート地、宮古島は魅力的。

今回、定年後の宮古島移住を考えられている方に役立つよう、移住の実践的方法、仕事について、移住にかかる費用、受けられる支援についてまとめてみました。

この記事があなたの疑問を少しでも解消し、宮古島移住のお手伝いになれば嬉しく思います。

定年後に宮古島移住…失敗しない引っ越し先の決め方

定年後に宮古島移住を考えられる方の中には「いつでも海が見られるところに家を建てたい」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

素晴らしいことですが、適当に土地を選んで購入、家を建てるのはかなりリスキーです。

まずは賃貸やウィークリーマンション住まいから始めて、土地勘をつけてから進めていくことをお勧めします。

賃貸物件の探し方

まずはネットで不動産検索してみて家賃相場を把握、気になる物件があれば不動産に連絡を入れましょう。

もしくは島内の不動産に飛び込みでの物件探しも、掘り出し物に出会えることもありオススメです。

ウィークリーマンションの探し方

ウィークリーマンションは通常の賃貸物件と違って家具付きなので、ルーム清掃のサービスはないまでも、スーツケース一つで訪れてホテルのように滞在できます。

普通の賃貸物件を借りるよりは割高ですが、ホテルよりはリーズナブルです。

家財やら何やらの全ての荷物を送り入れる前に、宮古島の下見としてしばらく滞在するのにオススメです。

売買物件の探し方

宮古島の土地勘がついて、やはり賃貸よりもマイホームが欲しい…ならば、家の購入を検討されてもいいですね。

建築家や工務店など、調べればいくつかありますので、そういったところに話をしてみるとよいでしょう。周りの人に口コミを聞いてみてもいいかもしれません。

もしくは上野などのリゾート開発をしている地区には海が見える建売物件が多く売りに出されていますので、そういった物件なら手続きを終えればすぐに入居できます。

中古物件もポツポツ出ますので、不動産で探してみるとよいでしょう。

定年後に宮古島移住…仕事はどうする?

定年後の宮古島での暮らしを退職金と年金で賄おうと思っても、夫婦でどのような働き方をしていたかによって年金の受給額は大幅に変わってきます。

例えば、会社員(夫)+会社員(妻)では27万円近く受給できるところ、自営業(夫)+専業主婦(妻)では総額で11万円ちょっとにしかなりません。老後に夫婦で1ヶ月暮らすのには24万円以上と試算されていますが、全然足りないご夫婦も少なくないことでしょう。

生活していくために、または金銭的に余裕のある生活をするために、仕事は細々とでも続けたほうがいいケースはあるでしょう。

求人サイトやハローワークにはシニアがアルバイト程度に働ける年齢不問の求人がありますし、年齢に関わらず専門職や資格職のニーズは高いです。

なお、フリーランスのライター、デザイナー、エンジニアなどでしたら、自宅でご自分のペースで仕事ができますね。

定年後の宮古島移住で大切な医療のこと

シニア世代に差し掛かり移住するにあたって重要なことの一つが医療体制ですよね。

宮古島は小さな小さな離島というわけではないので、島内には全ての診療科が選べる数あり、総合病院もありますので、その点では安心して生活を送れるでしょう。

ただし、重度の疾患に対応することは難しく、その際には沖縄本島や県外の病院での対応となることは理解しておいた方がよいでしょう。

夫婦での移住費用を抑えるには?

宮古島への移住で一番お金がかかるのが引越し費用です。

どうやって宮古島に家財などの荷物を送る?

引越し業者に頼む

引越し業者に依頼すると、引越し業者が家財一式をコンテナに詰め込み、そのコンテナはフェリーに積み込まれ宮古島まで輸送され、そのコンテナを宮古島の引越し業者が受け取り、移住先の物件まで家財や荷物類を運び入れてくれます。

何社か対応している会社がありますが、荷物が少なめの家族で20万円超〜60万円程度の見積もりと結構ばらけたので、数社に見積もりをお願いすることをお勧めします。

ダンボールに詰めてゆうパックで送る

全ての家財を引越し前に売り払ったなどで、運搬する荷物が凄く少ない場合ではゆうパックのダンボールに詰めて送るのが一番手軽かつ安い方法と言われています。

1つのダンボールに30kgの重さまでものを入れられるので、送り忘れたものがあった時など重宝する方法です。

詳しくは郵便局のHPをご覧ください。

ヤマトの家財宅急便を利用

3辺合計350cm、最長辺180cm、天地ありで横幅100cn、天地ありで高さ180cm、2辺それぞれが100cnを超えない、最重量150kgのものまで送れます。

ヤマトの方が二人掛かりでやってきて、丁寧に梱包して運び出してくれ、引越し先でもヤマトの方がやってくれるので、身体への負担がなく助かります。

詳しくはヤマトのHPをご覧くださいね。

二人の宮古島での足をどうする?

車がベスト

宮古島でなくてはならないものが移動手段です。安全のためにも車がベストと思います。

車は宮古島の販売業社で購入する、今まで使っていたものを海路で運ぶ、の二つの方法があります。

車をフェリーで運ぶ

発地にもよりますが、業者に依頼してフェリーで本土から宮古島まで車を運ぶと約8万〜12万円ほど費用がかかります。

費用を抑えるために自分でフェリーに乗せて、自分でフェリーからの車を受け取ってこの額、全てを業者に任せるとさらに高額になるのでご注意ください。

車を宮古島で購入

運搬だけでこれだけかかるので、車は移住前に予め手放しておいて、宮古島の自動車販売店で新たに車を購入するという手もあります。

宮古島に入ってすぐ、まだ車が届いていない、入手できていない間はレンタカーでしのぐといいですよ。

車がない間はレンタカーを利用

レンタカーは普通に日割りで1ヶ月借りると中古車なら買えそうな額行ってしまいます。

長期で借りたい場合には月貸しのシステムがあればそちらのが割安なので、扱いがあるか、レンタカー会社に聞いてみるといいですよ。

タクシーを利用

宮古島のタクシーの初乗り運賃は470円と 昔より大分値上がりましたが、ワンコイン以下なのは救いですね。

迎車が基本なので、タクシー会社に電話すれば無料で希望の場所まで来てくれるので、利用しやすいです。

バスは…

自宅周りを走っていれば利用もありですが、特に高齢者割引などはないので、経済的なところを考えても、車やタクシーのがいいように思います。

定年後に宮古島移住した際に受けられる支援はある?

宮古島は移住先として人気が高いため、残念ながら宮古島移住者への移住支援制度はほとんどありません。

島民であれば受けられる支援がいくつかあるので、移住したら早めに宮古島市役所へ行き、宮古島市民になる手続きをしましょう。

宮古島の島民が受けられる支援

離島住民割引カード

宮古島市民になると離島住民割引カードが無料で作れます。

これがあれば宮古島と島外とを結ぶ航空運賃が割引される大変便利なカードです。

宮古島市役所の市民課で申請すれば同日中に発行されるのでぜひとも作っておきましょう。

敬老祝い金

宮古島独自の敬老祝い金をご存知でしょうか。

70歳以上の高齢者に敬老の日に合わせて支給されるお祝い金のことで、70から99歳は3千円、100歳以上は10万円が支給されます。

米寿の88歳と新100歳には宮古焼などの記念品もあわせて贈られますよ。

宮古島市保育士就労渡航費等補助金交付事業

共働きの家庭が多いことで常に保育士不足が問題となっている宮古島ならではの独自の支援として、保育士として宮古島に移住をする人に最大30万円支給されるというものがあります。

保育士資格をお持ちのベテラン保育士さんはこの素晴らしい支援を受け、宮古島の子ども達と触れ合ってみるのはいかがでしょうか。

まとめ

いかがでしたか。
この記事が少しでも、あなたが定年後に宮古島移住をするお役に立てれば嬉しく思います。