宮古島の旧正月の風景

旧正月というと、最近では「春節」と呼ばれる中国の旧正月が知られています。連休で帰省したり、旅行にでかけたり、日本の年末年始と同じ感じなのでしょうか。

「春節」はニュースで流れたり、コロナ前は春節休みの中華圏の方たちが多く観光にきたりして日本でもメジャーになってきました。

旧正月の「旧」とは旧暦の、という意味です。

今私たちが使っているカレンダーが太陽の動きから出来ているのに対して、旧暦は月のサイクルで作られたカレンダーです。1年365日の太陽暦のカレンダーとは作りがすこし違います。なので、今のカレンダーでみると旧正月など旧暦で行う行事は毎年日付が違ってきます。

2022年の旧正月は2月1日です。

宮古島では旧暦で行事を行う地域がいくつかあり、カレンダーも旧暦併記のものが重宝されています。

旧正月を祝う地域は主に「漁師町」、漁業を生業としている地域です。

潮の満ち引きはお月さまに左右されるので、現在でも海で仕事をするときは旧暦(太陰暦)の方が使い勝手がいいのです。

沖縄本島では糸満市が漁師町として有名で、旧正月やハーリーなど旧暦で行われる行事が盛んです。

宮古島では主に、池間島と、池間島から分村した西辺(平良字西原)・佐良浜(伊良部北区)地区で旧正月が祝われます

池間島・西辺・佐良浜は「池間民族」と呼ばれる海洋民族なので糸満市のように旧歴で行う行事が多く、旧正月は旧年中の無事を感謝し、向こう1年間の航海安全、豊漁を祈って大漁旗を掲げてお祝いします。

2022年は佐良浜地区の旧正月の風景をのぞきにいってみました。

漁港の風景

旧正月の漁港風景

旧正の日は残念ながら晴天とはいきませんでしたが大漁旗をかかげる船をみると活気と新年を感じます。大漁旗は文字通りたくさん魚がとれて港に戻るとき掲げる旗です。

それ以外には旧正、ハーリーなど慶事時にあげます。いろとりどりの大漁旗をみていると元気になります。

佐良浜漁港

私の子供のころ、佐良浜の漁の最盛期のころと比べると漁港がきちんと整備され、以前のように隣の船とくっつきそうなほどのぎゅうぎゅう詰めでなくなったからなのか船の数が少なくなっているような気がしました。

現在橋が架かる前にフェリー乗り場として使われていたところが整備工事中ということもあって船を別場所に移動しているようです。

まあ船に乗って漁を生業としている人が減っているのもあります。

佐良浜地区に限らず人口が増え続ける宮古島でも市街地以外では人口が減っている地区もあるのです。

漁港は島の原風景にであえる場所です。レンタカーで通り過ぎてしまうような場所ですが、島の人の生活を少しのぞいてみてはいかがでしょうか。