先日家族で朗読劇に行ってきました。
文化庁の委託事業「令和3年度戦略的芸術文化創造推進事業」で宮古島の戦争体験を宮古島の劇団員も参加して行う「黄金(くがに)文化再発見朗読劇」でした。
朗読劇が催された会場はマティダ市民劇場!
宮古島で開催される大きな舞台催しはここで行われる事が多く、1年を通して様々な催しが開催されています。
ここ数年はコロナ禍で中止や延期が相次ぐ中、久しぶりに開催された朗読劇。
宮古の戦争体験を私の子どもたちにも知って欲しくて家族ででかけました。
広々したロビー

検温・消毒をして入り口を入ると広々としたロビーがあります。
こちらは来場者の待ち合わせや、コンサートや観劇後の演者と観客の交流の場になったりします。
とても広いので公演後はたくさんの人で溢れかえってにぎやかになるんですよ。
2階席の通路

入り口を入って左側にある通路です。
段差のないバリアフリー設計なので高齢者や車椅子の方でも利用しやすくなっています。
こちらは手前と奥の2箇所に2階席に上がる階段があるので混雑を避けて上がれますよ。
中央にはトイレがあり大人数利用するので数も多く設置されています。
また、通路奥には障がい者用のトイレも完備されているのでハンデのある方でも利用しやすい施設です。
圧巻の客席

劇場内はピンクの三角模様が特徴の壁面にコンクリート仕様。
客席は固定席747席・移動席133席(うち身体障がい者椅子席 25席)・背たおれ席12席の計892席。車椅子やリクライニング車椅子などの方も劇場を利用しやすい座席設定もあるので大勢の島民で賑わいます。
私は客席中央あたりに座って観劇しました。
迫力のある舞台

朗読劇はみやーくふつ(宮古方言)を織り交ぜた地域制たっぷりの内容でした。
宮古の小学生から大人まで総勢16人の舞台でしたが、戦争当時の大変さを痛感する内容。
戦争を知らない世代が増えている今日、戦争の体験を後世に伝えるかが課題になっていますが、戦争を知らない子どもたちも一緒に演じることで戦争について学べるいい機会になったと思います。
参加者16人が横並びになっても余裕のある舞台。
18mの大きな開口部分に14mの奥行き。高さも8mある大きな舞台での公演で見応えがありました。
宮古島での舞台や発表会で多くの市民が利用する施設
今回は朗読劇を観劇しましたが、マティダ市民劇場はお遊戯会やピアノ発表会・吹奏楽演奏会や市民劇団など多くの市民が発表をする場でもあり、またのど自慢大会や有名人のトークショーなどが開催されるなど多くの島民が楽しい時間を過ごす場所でもあります。
現在はコロナ禍で催し物も少ないですが、またにぎやかな風景が戻るといいなと思います。
<マティダ市民劇場>
場所:宮古島市平良字下里108-12
電話:0980-72-9622
開演時間:午前9時~午後5時
休館日:月曜日
HP:https://www.city.miyakojima.lg.jp/kurashi/syougaigakusyu/matidashimingekijyo/