宮古島でみることができる地上波のチャンネルは沖縄本島と同じで、5つのチャンネルがあります。
NHK、Eテレ、RBC琉球放送(TBS)、QAB琉球朝日放送(テレビ朝日)、沖縄テレビ(フジテレビ)
沖縄地方では日本テレビとテレビ東京の系列局がないのです。
では日テレの番組は見られないのかというとそうではなく、日テレやテレ東のバラエティや特番は数は少ないですが、2~3週間後くらいに土日のお昼の時間帯などで放送されていたりします。
去年までは年末の「ガキ使」は1月の終わりごろに2週にわけて放送されていました。

現在では沖縄本島と同じ地上波が見られるようになった宮古島ですが、NHK以外の地上波のTV局の放送が始まったのは約30年前の1993年からです。
しかしそれまで地上波はNHKしかなかった宮古島でも、宮古島の人たちは問題なく流行を追っていました。
宮古TVの存在

宮古島で見ることができる「地上波」と、「地上波」にこだわった書き方をしましたが、その理由は宮古島にはケーブルテレビ局「宮古テレビ」があるからです。
宮古テレビは1978年から放送開始。宮古島で40年以上放送を続けているTV局なのです。私の記憶で一番古い宮古テレビは24時間テレビのアニメかなあ。
あとその頃から「あがんにゃ」という宮古テレビ独自の番組がスタートしていました。現在も土曜の18:00は「あがんにゃ」タイムです。
宮古テレビ独自の番組は少ないですが、ケーブルTVならではなのか、キー局からTV局の垣根を越えて番組を仕入れてきて放送します。
沖縄テレビ(フジテレビ)が宮古島で放送を始める前にはすでに「笑っていいとも」の放送をしていました。
しかし、その放送時間が夜の19:00からだったため、夕飯時に流れる「お昼休みはうきうきウォッチング~」
家族団らんで楽しんでね、という配慮かどうかはさだかではありませんが宮古の人は問題なく受け入れ楽しんでいました。
現在は地上波も多くなり他の局と番組が重なったりすることもありますが、地元のテレビとしての需要は高く、うちのおばあは夜19:30~のニュースライナーは欠かさずみています。また、BS・CSも視聴できるので懐かしいドラマも楽しんでいます。
宮古テレビが放送する行政情報チャンネルは宮古島市の広報番組として農薬販売のスケジュールやかん水情報、集団検診・予防接種など市からのお知らせやイベント告知などを行っています。
地元に根付くケーブルテレビ、宮古島の生活を覗くアイテムの一つです。

