伊良部島に行くと、ついつい飲みたくなる飲み物があります。
伊良部大橋を渡って、ヤマトブーや伊良部港を過ぎたら坂道を登り……
目的地は、A コープさらはま店!
今日の主役は、暑い日にグビグビ飲みたくなる、ピンク色の甘い飲み物、「玄米」です。
見た目のインパクトが強いので、一時期、テレビなどで話題になっていましたね。
ゲンマイは、昔からおやつとして飲まれていたお米のドリンクです。
原料は、もち粉、砂糖、ピンク色をつくるための着色料など。
口に入れると、ふわ〜っと優しい味が広がります。
見た目のインパクトから「スライム」なんて言われることもありますが、伸びたり縮んだりするわけではありません。
気になる食感は、とろとろに溶かしたモチ……?
ゆるめのくず湯に近い食感です。
ゲンマイは、水に溶いたもち米とお砂糖を、大きな鍋でコトコト煮込んで作ります。
昔は、お米を煮込んだものを、ミキサーにかけて作ったそう。
子どもの頃、おばあちゃんの家の冷蔵庫には、色をつける前の白いゲンマイがありました。
甘いものが大好きだったので、2リットルの四角いペットボトルに詰まっていたとろとろのゲンマイは、それはそれは魅力的だったのを覚えています。
でも、ゲンマイはなぜこんなハデな色になったのでしょうか。
伊良部島の人に、ゲンマイがピンク色の理由を尋ねてみました。
「たぶん、見た目が華やかになるからじゃない?」
とのことで、地元の人も、深い理由は知らないようです。
そういえば、伊良部島の親戚の家のお祝いで、ピンク色のおにぎりを食べたことがあります。
もしかすると、ピンクはお祝い事に欠かせない色だったのかもしれません。
ゲンマイはなぜピンク色なのか?
理由をご存知の方がいたら、ぜひ教えてください。
宮古島では、ピンク色のゲンマイのほかにも、カン入りの茶色いゲンマイが売られていますね。
こちらのゲンマイは、「ミキ」という名前で、ピンク色のゲンマイと違い、本当の玄米を使って作られています。
味は黒糖としょうがの素朴な味で、食感は米こうじで作った甘酒に似ています。
文字で説明すると「なんじゃこりゃ」という感じの飲み物ですが、私たちには慣れ親しんだ飲み物ですよね。
どちらの「ゲンマイ」も、小さい頃から大好きです。
ゲンマイは、お米と砂糖でできている飲み物です。
エネルギーの元になる糖がたくさん含まれているので、昔は「おいしくて元気になるおやつ」として人気があったと、伊良部の人が言っていました。
現代人の私は、しばらく糖質制限ダイエットをしていたので、ゲンマイを飲みたいと思ってもぐっと我慢していました。
今日は我慢をやめて、久しぶりのゲンマイです。
う〜ん、甘さが体じゅうに染み渡って、おいしい!
でもやっぱり糖質が気になったので、今週は筋トレを頑張ろうと思います。
おいしく食べて、たくさん動いて、またおいしいものを食べよう。
Aコープ佐良浜店のそばを通ったら、ぜひ、ピンク色のゲンマイにチャレンジしてみてください。