ブラタモリで話題!地元・宮古島の“世界一”地下ダムに初めて行ってみた話

こんにちは!毎日暑いですね〜。
宮古島は言わずと知れた常夏の島ですが、最近は特に蒸し暑い日が続いていて、ちょっと外に出るだけで汗が止まりません。

そんなある日、家でゴロゴロしながらテレビを見ていたら、あの「ブラタモリ」で宮古島が特集されていてびっくり。
しかもテーマは「地下ダム」!

「え?地下ダムってあの地下ダムだよね?そんなにすごいの??」

…そうなんです。実は私、宮古島に住んでるのに、地下ダムのことをちゃんと知らなかったんです。

小学生の頃に社会科見学のようなもので行った覚えはあるんですが、その当時はなんだか難しくてぼーっと聞いていた気がして、、、。

でも番組で紹介されていた内容がめちゃくちゃ面白くて興味がそそられて
「これはもう行ってみるしかない!」と、さっそく城辺にある地下ダム資料館へ見学に行ってきました!

地元にあった“世界初・世界最大級”の地下ダム

宮古島の地下ダム、実は世界で初めて実用化された地下ダムで、しかもその規模は世界最大級

いやいや、世界一って…うそでしょ?と疑いたくなるけど本当です。
ちゃんと国も認めてる実績のあるインフラ。

しかも、海も川も少ないこの島の水資源を支える超大事な存在なのに、目に見えない場所にあるからこそ、地元民でも知らない人が多いのかもしれません。

地下ダムってどうなってるの?

簡単に言うと、宮古島には川がなく、しかも地質がサンゴ石灰岩で水がすぐ地下にしみこんでしまいます。

つまり、雨が降っても「水たまり」ができにくい。
なので普通のダム(水をためる池のようなもの)を作ろうにも地上に貯められない。

じゃあどうしたか?

答えは「地下にダムを作る」でした。

地下に流れていく水を、地中の“水を通さない層(不透水層)”の上でせき止めて、水をその場にとどめる——それが地下ダムなんです。

資料館に到着!さっそく入ってみた♪

地下ダム資料館は、宮古島の南東にある城辺(ぐすくべ)地区にあります。
空港から車で30分くらい。のどかな畑の中にポツンと建っています。

施設はちょっとレトロですが、冷房もきいててホッとひと息。
スタッフの方も親切で、気軽に質問できる雰囲気が◎。

駐車場も広々としてました♪

すごいぞ、地下の世界!ジオラマと展示が超わかりやすい

まず目を引くのは、地下構造の巨大なジオラマ模型
島の断面図が立体で再現されていて、地下水がどう流れて、どこでダムが止めているのかが一目瞭然。

しかも、宮古島の地下は「帯水層(たいすいそう)」という水を多く含む地層と、「不透水層」という水を通さない地層が重なっていて、ちょうどその境目にダムの壁(地下遮水壁)を作っているという仕組み。

つまり、地下にある“巨大な見えない湖”を人間が管理してるってこと。
すごくないですか!? まさに“見えない絶景”。

パネル展示や映像も充実!

館内にはパネルや映像資料もたくさんあって、どれもやさしく丁寧な解説付き。
子どもでも分かるように工夫されていて、夏休みの自由研究にも良さそう!

特に印象に残ったのは、地下ダムができるまでの苦労の展示。
調査の段階では、島のあちこちに井戸を掘って、水位や水質をひとつひとつチェックしたそうです。気が遠くなるような作業…。

でもその努力があったからこそ、今では**島全体を支える“地下の水道システム”**として機能しているんですよね。
地元民として誇らしい気持ちになりました。

館内は撮影禁止です。

実際の地下ダムの上にも行ける

資料館の近くには、福里(ふくざと)地下ダムの取水口や管理施設もあります。
車で数分なので、資料館で学んだあとに立ち寄るのがおすすめ。

ぱっと見ただの小屋に見えるけど、よく考えたらこの下に巨大な水の貯蔵庫が広がってるんですよね。
地味だけど、めちゃくちゃカッコいい。

地元民の目線で感じたこと

私は生まれも育ちも宮古島。
でも、地下ダムのことは全然知らなかった。
“ダム”っていうと山奥にある大きな建造物を想像するし、まさか自分の住んでる町の地下に「世界最大の地下ダム」があるなんて思いもしなかった。

でも今回、実際に資料館を見学して、この島の水を支えている縁の下の力持ちの存在を初めて実感しました。

サトウキビ畑も、農業用水も、そして観光で来た人たちが飲むお水も、ぜんぶこの地下ダムがあるからこそ。

知れば知るほど、誇らしくなりました。

こんな人におすすめ!

  • 宮古島旅行でちょっと変わった場所に行ってみたい人
  • お子さん連れのファミリー(自由研究にもぴったり)
  • ブラタモリで興味を持った人
  • 地元民だけど地下ダムについて実はよく知らない人!

まとめ:見えないけど、確かにそこにある。

観光地としての宮古島は有名だけど、その裏側を支える“見えない力”にもぜひ注目してみてください。
特に地下ダムは、世界一という肩書きだけじゃなく、地元の暮らしを支えるリアルな技術として、もっと知ってもらいたい存在。

資料館は涼しくて、気軽に行けて、勉強になる。そしてちょっと誇らしい気持ちになれる。

「ただの田舎の施設」なんて思ってたら大間違い。
行ってみる価値、ぜんぜんありますよ!

地下ダム資料館 アクセス情報

名称:宮古島市 地下ダム資料館

住所:沖縄県宮古島市城辺字福里1644-1

開館時間:9:00~17:00(最終入館16:30)

休館日:毎週月曜日、年末年始

入館料:大人330円

所要時間:30分〜1時間ほど

駐車場:あり