夫の父が今年米寿を迎えるにあたり、子供たち一同からのプレゼントをどうしようかと色々悩んでいたところ
フリーペーパーで見つけた『宮古木工芸』さんの商品。
木材を加工して素敵な商品を作って販売しているとのことで、夫と一緒に訪れました。
自然に囲まれた場所にある

宮古空港から上野方面へ向かう県道190号線を進むと、左手に見えてくる看板
看板を左折してしばらく進むと木に囲まれた癒やしの空間の中に工場と展示場が見えてきます。

こちらが工場
木材を加工して素敵な商品を生み出す場所です。

工場の隣りにある展示場
新築の香りが残る素敵な建物です。
三線の制作・修理・販売をしています

宮古木工芸さんは三線の制作・修理・販売をしていて、三線教室も開いているそうです。
三線を弾くのに必要な道具一式がこちらで揃います。
経歴・実績が凄かった!
宮古島に住んでいてもあまり関連がなかったので知らなかったのですが、宮古木工芸さんは1961年創業の老舗木工所。
創業者の與儀栄功(よぎえいこう)さんは、木工芸の技術を生かし製材から三線の制作までをすべて成し遂げるスゴイ職人さん。2010年には森や山に関わる技術を持つ達人「森の名手・名人」に認定されています。
また2代目の與儀昌樹(よぎまさき)さんは16歳で祖父の栄功さんに三線制作を習い始めて現在は栄功さんが考案した三線の磨きや塗装などの工程を担って活躍されています。
制作は三線だけにとどまらず、島の木材を活用して家具なども制作しているんですよ。
世界でたった一つの木目

木で作られた写真立て。
木の風合いがとても素敵で木目も1つ1つ違うので一点もの!
人生の節目の写真などを飾って、時間の経過とともに色味が変わっていく変化を楽しめるのも天然素材が故の楽しみです。
依頼した商品はこちら
すごい職人さんが作る天然素材の木を使って制作をお願いしたのは、ずっと仕事を頑張り定年退職後も畑仕事に勤しむ父への「感謝状」

家族からの感謝の言葉と一緒に、家族全員の集合写真を入れられるフォトパネル付き。
現在は剥りたての木の色ですが、長い年月をかけて段々と色が変化していく過程を一緒に見ていけたら良いなと思わせる作品に仕上げていただきました。
文字は印刷ではなくすべて木に掘られているので職人技が随所に見て取れる作品です。
通常制作に3ヶ月を要すると言われましたが、こちらの無理に応じていただき1ヶ月で作っていただきました。
出来上がりは想像以上にすばらしく、完成品を間近に見て感動で目頭が熱くなるほど素敵な仕上がりで大満足です。
受け継がれていく想いをかたちに
独自の加工技術を最大限に生かし、伝統の技を現代風にアレンジしたオリジナルの家具や木工皿などを手掛ける「宮古木工芸」さん。
宮古島にこんな素敵な職人さんがいることを知れる良い機会に恵まれて何だか嬉しくなりました。
宮古島に訪れる機会があれば是非行ってみてほしい場所です。
宮古木工芸
住所:宮古島市平良字下里2616
電話:0980-73-3001
HP:miyako-mokkougei.jp
営業時間:9:00~18:00(日曜定休日)