宮古島の上野宮国地区に、大きなお城があるテーマパークがあるのはご存知ですか?
宮古島に住んでいる方なら皆さん知っているかと思いますが、住んでいるとなかなか観光地って行かないもので…実は私、宮古島に移住して9年目なのですが行った事が無く、ずっと「宮古島に何故ドイツ文化村?あの大きなお城の中には入れるのかな?」と気になっていたので、今回は休みの日にドライブがてら訪ねてみました~。
宮古空港から上野方面に向かうと、「うえのドイツ文化村まで〇㎞」という看板があるので看板通りに進んでいきます。
左手にJAの給油所が見えますがまだまだまっすぐ進みますよ~。
空港から15分程車を走らせると到着しました!「うえのドイツ文化村」!
メインゲートすぐ横に無料駐車場が完備されています。
メインゲートを進むと、いつも気になっていた大きなお城がっ!
移住してから気になり続けていたあの大きなお城は一体何の建物なのか、ドイツ文化村の探索開始です!
まずは、メインゲートから入ると近くに「キンダーハウス」と名前の施設があるので覗いてみる事にしました。
「キンダーハウス」とはドイツ語で「こどもの家」という意味らしいです。
キンダーハウスでは、グリム童話に関する資料やドイツのおもちゃが展示されていました。
そして、衝撃です。
ベルリンを東西に分断していたコンクリートの壁、本物のベルリンの壁です。学生時代に歴史の授業で学んで教科書で見た事のある、あのベルリンの壁が展示されています。
東ベルリン側のコンクリートは、西ベルリン側と対照的なイラストも無いコンクリートのままです。
実際に見ると、このくらいだったら、何とか登ることが出来そうと思うくらいの高さですが(高さは3.6m)、当時はこの高さよりも高く感じる壁だったのでしょうか……。
当時の時代風景を思い浮かべながら、展示されている写真を見て学べてすごく勉強になりました。
そして、長年気になり続けていた大きなお城へ
近くで見ると迫力があります。お城の中に入れるそうなので早速入館してみます!
博愛記念館は1Fは入館無料なのですが、2F~8Fは有料になっています。
1Fには、貴族の衣装を着て写真撮影が出来る中世衣装体験コーナーや、ドイツのペーパーナプキンを使ってオリジナルの石鹸を作る事が出来るコーナーがありました。
入館割引を使うと、1人500円で貴族になりきる事が可能です^^
そして、ここで「何故、宮古島にドイツ村があるか」学ぶことが出来ましたよ。
明治時代にドイツの難破船ロベルトソン号が航行中に台風に逢い、宮古島の上野宮国沖で座礁しました。これを発見した島民が乗組員を救助し1カ月余りにわたり手厚く看護し、無事ドイツへと帰国させ、当時のドイツ皇帝が島民の博愛の心を称えるため軍艦を派遣し、宮古島に博愛記念碑を建立したそうです。
ゆかりの地にドイツ文化村が建てられたわけですね。
館内はお城のお部屋を再現されており、難破船ロベルトソン豪の座礁した場所や資料を見学する事が出来ました。
博愛記念館を出るとすぐ目の前に大きな公園もあります。
ここの広場は毎年夏には「ダンケフェスト」と名前のお祭りが開催されたり、冬には広場全体にイルミネーションが施されたりと、イベントがある広場でもあります。
今日はせっかくなので、メインゲートから右に進むとある「博愛パレス館」側にも歩いてみました~。
橋を渡ると立派な建物が現れます。
中に入ることが出来るのかな?と覗いてみましたが、現在は休館中でした。
1993年に建てられたホテルらしいですが、企業が購入し再度ホテル利用を検討しているとの事なので今後宿泊できるかもしれません(*^^*)
パレス館を過ぎ少し歩くと、可愛い岩を発見です。
隆起サンゴ礁にハート形の穴が開いています。
干潮の時間にしか現れないハートなので運よく見られたらいい事が起こりそうです♡
ハート岩のすぐ先にはシーサーのような形の岩もありました~。
シーサー岩からパレス館全体がうまく撮影できます!↓
こんな素敵な場所があったなんて……もっと早く来るべきでした。
今回はメインゲートに置いてあるパンフレットを見ながら「うえのドイツ文化村」を探索してみました。各施設を周るとスタンプが集められるのでちゃっかりスタンプもコンプリートです☆彡
博愛の心をいつまでも大切に、この先も長く受け継いでいかないといけない出来事があった事を学べました。是非親子で訪れて欲しい場所です。
是非足を運んでみてくださいね。
「うえのドイツ文化村」
住所:沖縄県宮古島市上野字宮国775-1
電話番号:0980-76-3771
HP:http://www.hakuaiueno.com
博愛記念館・キンダーハウス
開館時間/9:00~18:00(最終入館17:30)
定休日/4月~9月 火曜日
10月~3月 火曜日・木曜日